僕の見たシンガポール

シンガポールから思ったことを日々更新していきます。

さあ、仕事をしよう

Chinese New Yearですね!恭喜恭喜!

 

さて、休みに入って、充電をしたり、勉強をしたり、人に会ったりと、

色んな過ごし方をする人がいます。大事な時間ですね。

 

でもですね、やっぱり一番大事なことは、仕事をするということだと思うのです。

仕事をする以上に学べることはない。稲盛さんの「燃える闘魂」にこうあります。

 

私が会社を作って間もないころ、ある経営セミナーに本田宗一郎氏が講師の一人として招かれていたので、「高名な経営者の話を聞いてみたい」と思い、参加したことがある。

温泉旅館を借りて二泊三日で行われるもので、参加費用は数万円。当時は大金であった。

わたしは、とにかく本田宗一郎氏の顔を見、声を聞きたいという思いが強く、周囲の反対を押し切って半ば強引に参加した。

 

当日、参加者は温泉に入って浴衣に着替え、大広間に座って、本田宗一郎氏が来るのを待っていた。しばらくて、本田宗一郎氏が姿を現したが、浜松の工場から直行してきたような油の染みた作業着姿であった。

そして、開口一番、こう一喝した。

 「皆さんは、いったいここへ何をしに来たのか。経営の勉強に来たらしいが、そんなことをする暇があるなら、一刻も早く会社に帰って仕事をしなさい。

温泉に入って、飲み食いをしながら経営が学べるわけがない。

それが証拠に、私は誰からも経営について教わってない。

そんな男でも経営ができるのだから、やることは一つ。

さっさと会社に帰って仕事に励みなさい」

歯切れのいい口調でクソミソに言い、おまけに「こんな高い参加料を払ってくるバカがどこにいる」と毒づかれた。

そんな姿を見てわたしは本田宗一郎氏により一層魅せられるとともに、よし自分も早く会社に帰って仕事に取り掛かろうと思ったものである。

 

 

燃える闘魂 〈新書版〉

燃える闘魂 〈新書版〉

 

 

この「一刻も早く会社に帰って仕事をしなさい」という言葉、最高ですね。

 

どんなに偉い人に会って感銘を受ける話を聞いたとしても、

どんなにためになる本を読んで学びを得たとしても、

成長した気にはなるけれども、本当の成長は、

汗水たらして仕事をしないと、得られないと思うんですよね。

 

ホリエモンも「ゼロ」で同じようなことを言ってました。

僕には確信がある。どんなにたくさん勉強したところで、どんなにたくさんの本を読んだところで、人は変わらない。
自分を変え、周囲を動かし、自由を手に入れるための唯一の手段、それは「働くこと」なのだ。

 

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

 

 

逆を言うと、今の仕事が自分の未来につながっていない、

もしくは学びが少ないと思うようなときは、

仕事を変える必要があるのかもしれません。

 

ということで、休み明けは全開で仕事をしましょう。