僕の見たシンガポール

シンガポールから思ったことを日々更新していきます。

男性の皆さんは死ぬ気で英語を頑張らないと

こんにちは、タケナカです。

 

世間一般でよく言われてることですし、僕もよく実感するのですが、女性の方が英語が上手です。

 

これは世界的に見てもそうで、国際教育機関である「Education First」が発表している統計を見ても、残念ながら女性の方が英語が喋れます。

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これ、なんとかならんのかな、と男性の僕は思うわけですが、そういえばかの有名な安西先生が言ってました。

 

下手糞の
上級者への道のりは
己が下手さを
知りて一歩目

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と、いうわけで英語に悩める男性の方々(僕も未だに悩んでます)の上級者への道のりを切り開くため、「なんで女性のほうが英語が上手なのか」をご説明したいと思います。

 

「己が下手さを知る」ということは、「どう下手なのか」というのを認識することだけでなく、「なんで下手なのか」というのを認識することが間違いなく大事ですからね。

 

 

で、コンクルージョンファースト!

結論は、女性の方が圧倒的に英会話を練習してるから、です。

 

「女性の脳の構造が言語能力に優れているから」なんていう意見も聞きますが、脳の構造なんて変えられないので、そんな理由で納得してしまっていては、上達はありません。

 

まあこれだけだとよう分からんので、その理由をもう少し噛み砕くと、以下の3つになります。

 

1. 物怖じしない

「1年目は、女性の営業の方がよい成績を収める」

 

これは、僕が昔勤めていた営業で有名な某社で言われていたことです。そこの営業部長曰く、

 

「女性は存在自体を肯定されながら育ってくるが、男性は成果を肯定されて育つ。この差が、営業の押しの強さの差を生み、結果として成果の差につながる」

 

つまり、女性は子供の頃から存在が可愛いということだけで、受け入れられ褒められてきますが、男性はテストでよい成績を取ったり試合で勝ったりと行動の結果を褒められるので、男性は結果を考えて行動するようになるわけです。

営業とは、多少理不尽でもなんでもある程度「買ってください!」と飛び込む勇気も大事なんですが、男性は否定される結果を恐れるあまり飛び込み辛くなります。反対に女性はある程度自信を持ってえいやと飛び込むことができるわけです。

 

英会話もこれと同じだと思ってまして、男性の方が文法をミスったらどうしようとか、伝わらなかったらどうしようとか、結果を考えてしまい、うまく喋れないときは黙りがちですが、女性は物怖じせず、飛び込んでいくわけです。

 

「うまく喋れないよりも、何も喋らない方が価値がない」

これは、ウチの会社でミーティングの参加者に対してよく言われている格言ですが、男性の皆様は、英語の練習でもその覚悟で、自分が臆病になりがちなことを認識しつつ、とにかく言葉を発してしまうことが大事です。グループでの会話なんかは、特に、自分が何も言わなくても笑っていれば回ってしまうので、口を開くことで自分を追い込んでしまうわけですね。

 

2. 言葉を発したい欲求が強い

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女性は1日に2万語を発しないとストレスを感じ、男性は7千語で十分と言いますが、そもそも言葉を発したい欲求に圧倒的な差があります。

 

もともと7千語で生きてきた男性が、英会話の練習だからと慣れない中で無理やり2万語を(さらに慣れない言語で)喋ろうとすると、簡単に言うと疲れるわけです。

で、人間疲れることはやりたくないわけなので、どうしても口数は減っていく傾向にあります。

 

どうするかというと、疲れない体力をつける必要があるわけでして。つまり、日本語でもいいから日に2万語を喋る習慣を身につける、ことが大切な1歩になります。

 

3. 相手が話を聞いてくれる

Bob「週末は何をしていたの?」

Taro「私は、えーと、あの、週末が、えーと、週末は、うーん、サッカーの試合を、えーと、観察するんだ。あの、その、それが、とても楽しかったよ」

Bob「それはナイスだね!僕もサッカーを見るのは大好きなんだ。どこに見に行ったの?」

Taro「え、えーと、その、ごめん、もう一度言ってくれないかな?」

Bob「どこにサッカーの試合を見に行ったの?」

Taro「どこに?…ああ、えーと、私は、昨日、えーと、サッカーを観察しに、国立、国立きょうぎじうが、行くよ」

Bob「おー国立競技場って僕はまだ行ったことがないんだけど、有名なところなんだろ?楽しそうだね!何の試合を観に行ったんだい?」

Taro「ハハハ…(聞き取れずに愛想笑い)」

Bob「……?」

 

結局のところ、英会話の練習で困るのは、こんな感じで大して喋れない会話に辛抱強く付き合ってくれる相手を見つけることです。何言っているか分からず、遅々として進まない会話はストレスにしかなりませんので、相手はよほどあなたとの会話にメリットを感じない限りは付き合ってくれません。

つまり、相手があなた自身に大きな興味があるか、もしくは、会話をすることでお金をもらえるか(つまりは英会話教室ですね)とかですね。

 

で、皆様ご存知の通り、日本人女性は海外でモテます。正直、日本人から見るとちょっとアレな感じの女性でも、モテモテだったりします。まさに、「あなた自身に大きな興味がある」状況が作り出されるわけです。

 

要するに、外国人男性が気を惹こうとするため、女性は話を聞いてもらいやすい環境にいるということです。逆に、男性はよほどのイケメンでない限りは、なかなかコミュニケーション抜きでモテモテというのは難しかったりします。

 

なので、男性の皆様は、世界に羽ばたく英語学習法 スピーキング編でも書いた通り、おとなしく独り言で練習するか、日本人同士で練習するという努力をしこしこと行う必要があるわけですね。

日本人男性であるというだけで大きな興味を持ってもらえるというフィリピンに留学するというオプションもあるらしいですが、僕はよく分かりません)

 

ちなみに、そういう異性との交流というものを通じて育まれる女性の英語発音が、より美しくより魅力的にとネイティヴに近いものであるのに対して、男性の英語は学校や仕事で生き抜くために辛い思いで身につけるものなので、発音は日本人ちっくなままでとにかく伝えられればいいや、という感じのものであるのは、これを考えると非常に納得できるわけです。

 

と、いうわけで。

男性の皆様は、英会話学習に対してのハンディキャップを認識しつつ、

  • 結果を恐れず、とにかく口を開く
  • まずは日本語でいいから、2万語喋る習慣をつける
  • 独り言でも、日本人同士でもいいから喋る機会を創出する

の3つを心がけて、死ぬ気で頑張れば道は開けてくると思うのです。がんばりませう。