僕の見たシンガポール

シンガポールから思ったことを日々更新していきます。

仕事ができる人になるためのたった一つの大切なこと

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日本で働いて、シンガポールでも数年働いてみて、「ああ、仕事ができる人ってのはどこでも変わらないなあ」と感じました。

 

逆を言えば、それさえできれば、どんな環境だろうと、仕事ができる人になれるということです。

 

一言で言うならば、それは、「期待値を超えること」です。

 

ミシュランで三つ星を獲得された銀座「小十」の奥田透さんの本「世界でいちばん小さな三つ星料理店」に非常に的確なことが書いてあったので、引用させてください。(ちなみに、この本むちゃくちゃ面白いです)

世界でいちばん小さな三つ星料理店

世界でいちばん小さな三つ星料理店

 

 

大事なことは、お客さんがそれぞれ持っていらっしゃる”常識”に沿った対応をするということ。すべてはこれに尽きます。

お客さんは、店に入ったらまず当然「いらっしゃいませ」という挨拶があるだろうと思っています。もし、それがなかったら「あれっ?」となるでしょう。きっと「この店はちょっと違うな」と感じるはずです。

(中略)

次に料理ですが、その内容によって時間がかかるものとそうでないものがあります。

(中略)「まだですか?」と言いたげな人の表情はわかります。あと、一分もしたら「まだですか?」と言うなと思ったら、その人がその言葉を口にする前に、「すみません、もうすぐできますから」と声をおかけする。そうすると「いや、大丈夫。いいんだよ」ともなるのが人情というものです。

うな重ができるまでビールを飲んで待っているというお客さんがいれば、料理場からなにかツマミになりそうなものをもらってきてお出しするなど、相手のかゆいところをまず探します。そして、かゆいと言われる前に、かいてあげればいい。

とはいうものの、店も生き物ですからうまくいかないときもあります。それを円滑にするのがサービスマンの腕の見せどころなのでしょう。 

 

奥田さんは、いちサービススタッフとしてこれを心掛けて働いていたことで、半年で店舗の売上を倍にしてしまったそうです。

やはり一つの分野で世界の頂点まで極めている人間の言葉は重みがあります。もう僕が言いたいことはすべてここに凝縮されているので、ぜひ読んでほしいのですが、ここでいう「常識」が「期待値」であり、「かゆいと言われる前にかける」ようになったならば「期待値を超えた」ということです。

 

仕事ができない人には、本当に質の高いアウトプットが出せない人と、周囲の期待値とはずれたところに労力を注いでしまっている人の2種類がいます。

そして、存外人間の能力なんてものはそんなに大差ありません。所感ですが、後者の割合が多いように感じます。

 

期待値を把握するということ

先ほどのことを例にとると、「いらっしゃいませ」と言うべきところで、トイレの掃除を続けているようなものです。仕事のできない人は「挨拶は誰か他の人がやるからいいか」とか「挨拶なんかよりも、トイレが綺麗なことの方が売上には重要だから」とか考えているわけです。

このとき、「いらっしゃいませ」を期待している上司&お客様からすると「トイレの掃除とか後でいいから、いらっしゃいませはどうした!」となるわけです。

 

なので、まずは何よりも周囲の自分に対する期待値を把握しましょう。それが、仕事ができる人への第一歩です。

 

また、ここで奥田さんが言っている、「まだですかと言われる前に、あとどれくらいでできるかを伝える」なんてのは、社会人の基本と言われている報連相そのものですね。

 

ここで言いたいのは、上司や周囲の顔色を伺って、正しいことを後回しにしろというわけではありません。結果として期待値を超えられるならば、細かいことは多少スキップしてしまってもよいと思います。(一度、「仕事ができる人」のブランドイメージがつくと、ここら辺は格段にやりやすくなると思います。)

 

ただ、基本的には、周囲の期待値と異なることをしたい場合は期待値をすりあわせるか、期待されていることを終わらせた上で行うか、の必要があります。ここを怠ると、「自分では成果を出しているつもりでも評価をされない」という現象に陥る可能性があります。

 

現代のサラリーマンは忙しいです。時間は有限ですし、次から次へと仕事が降ってきます。すべての仕事を完璧にこなすのはどだい無理な話であるので、期待値に応じて、仕事の優先順位をしっかりと決めて、労力を配分していくことが、「仕事のできる人」へ非常に大事ということですね。

 

期待値を超えるということ

期待値を把握した上で、じゃあどうやってその期待値を超えるかという話ですが、方法はシンプルに2つだけあります。

 

結果で上回るか、早さで上回るか、です。

 

毎度毎度、結果で上回れればいいのですが、むちゃくちゃ難しいお題でそうもいかないときもあります。さらには、結果で上回れないような、単純な仕事もあったりします。(議事録など)

 

そんなときは、とにかく早さで圧倒するべきです。

例えば、むちゃくちゃ難しいお題を頼まれた翌日に「とりあえず、骨子を組み立ててきたので、70%の出来ではありますが、フィードバックいただけませんでしょうか?」とすることがかなり有効だったりします。

「早い!やるなこいつ」という相手の期待値を超えることができますし、さらに内容に関しての相手の期待値とのすり合わせにもなります。

 

「あれ、よくよく考えると、相手の期待値を下げる、という技もあるよね」みたいに言われる方もいるかもしれませんが、これは往々にして上手くいかないです。

 

上司「おーいタケナカ!この仕事頼みたいんだけど!」

僕「うーん、相当難しいですね、これ…果たして納期までに出来るかどうか…やれるだけやってみますが…」

上司「えっ、じゃあいいや!ヨシダに頼むよ!」

みたいなことになりかねませんので、やめておきましょう。

 

下手にそこを画策するよりも、如何に期待値を超えていくか、ということを模索したほうが正々堂々としててオススメです!

 

と、いうことでまとめると、古今東西、日本グローバル関係なしに、仕事ができる人になるためには、

期待値を把握し、それを結果の出来か早さで超える

ということでした!

そんじゃーね!(真似)